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 若手音楽家の登竜門として知られるジュネーブ国際音楽コンクールの作曲部門の決勝が8日、スイス・ジュネーブであり、大阪音楽大学作曲助手の高木日向子さん(30)=兵庫県尼崎市=が優勝した。

 主催者のホームページなどによると、高木さんの作品は、オーボエと弦楽器を中心としたアンサンブルのための曲。日本人作曲家の細川俊夫氏ら5人による審査の結果、ファイナリスト3人のうち、高木さんとコロンビア人作曲家の2人が優勝した。

 作曲部門の日本人では、2015年に兵庫県出身の薮田翔一さんが優勝している。

 審査員を務めた細川氏は「高木さんの作品は、オーケストレーションがとても繊細だった。手法が少々古いのではとの意見も出たが、優美で夢見るような独特の美しい音響世界が形作られており、とりわけ審査委員長のカイヤ・サーリアホ氏の評価が高かった」と語った。才能の豊かさと将来性への期待から、2人に第1位を贈ることを審査員の全員一致で決めたという。(鎌田悠、吉田純子)