記録的な大雨をもたらした台風19号が上陸してから、12日で1カ月を迎える。この秋、東日本を襲った三つの台風の傷痕は大きく、いまなお約2700人が避難生活を強いられている。仮設住宅の建設なども始まっているが、復興までの道のりは遠い。
内閣府によると、台風19号の被害により11日現在、東日本の10都県で計2669人が避難を続けている。福島県が最も多く、1113人が体育館や公民館などでの生活を余儀なくされている。長野市では919世帯の3013人に避難指示が出されたままで、684人が実際に避難。千葉県では、台風15号の被害で45人が避難を続ける。
11日までの朝日新聞のまとめによると、台風21号に伴う大雨被害も含めた三つの台風による死者は13都県で105人に上る。台風19号では91人が犠牲になり、そのうち福島県が31人を占める。次いで宮城県で19人、神奈川県で15人などとなっている。また神奈川県では2人、宮城県、茨城県でそれぞれ1人が行方不明になったままだ。
三つの台風による家屋被害は…
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