北海道)生活図画事件から78年、「無二の親友展」開催

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戸田拓
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 78年前の1941年、官憲による言論弾圧「生活図画事件」で投獄された二人が、100歳を前に展覧会「無二の親友展」を札幌市のギャラリーで開いている。絵を描くのが好きな学生だった二人は長く友情を育み続けてきたが、一緒に絵画展を開くのはこれが初めてという。

 北海道音更町に住む元教師で画家の松本五郎さん(98)と旭川市の元ガス会社員の菱谷良一さん(98)。札幌市西区の「ギャラリー北のモンパルナス」(地下鉄琴似駅近く)で、それぞれが描いた家族らの肖像や旅の風景など、懐かしく温かい雰囲気の絵画60点を展示している。

 旭川師範学校(現・北海道教育大旭川校)の美術部員だった松本さん、菱谷さんが、ほかの学生らと共に「生活図画事件」に巻き込まれたのは41年9月。本を読んだりレコード鑑賞を楽しむ学生の姿を描いたりした絵画について、共産主義思想を広めるものだとするあらぬ疑いをかけられた。

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