天皇陛下の即位に伴うパレード「祝賀御列の儀」が10日、始まった。晴天に恵まれ、多くの人たちが朝から沿道に詰めかけた。

 同日午後3時、天皇、皇后両陛下がオープンカーに乗って、皇居・宮殿を出発した。宮内庁職員や皇宮警察官計約600人がお二人を見送った。お住まいの赤坂御所までの約4・6キロを約30分かけて進む。

 オープンカーは、トヨタの高級車「センチュリー(3代目)」を改造したもので、約8千万円を上限とする契約で内閣府が購入した。車体は全長5・34メートル、全幅1・93メートル。平成の時に使った英ロールスロイス製のコーニッシュⅢのオープンカーよりやや大きい。「皇10」のナンバーがつけられ、ボンネットに天皇旗を立てられた。

 座席は白い本革張り。沿道から両陛下の姿がよく見えるよう、背もたれの角度を後ろに25度傾け、座席そのものも、後ろにずらした状態で固定した。車体の色は、通常のセンチュリーと同じ「神威(かむい)エターナルブラック」だが、塗装を通常のものよりも多く重ね、鏡面のように仕上げたという。