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 スペインで今年2度目となる総選挙(下院定数350)が10日投開票された。内務省の集計結果(開票率100%)によると、サンチェス首相率いる与党社会労働党(中道左派)が第1党を確保したものの120議席にとどまり、過半数に届かなかった。一方、新興右翼政党のボックス(VOX)が議席を倍増させ、第3党となった。

 スペインでは4月に総選挙があり、社会労働党が第1党になったものの過半数に達せず、連立政権樹立に失敗。今回も連立協議は難航する可能性がある。

 VOXは前回の24議席から52議席へ躍進した。「スペインの一体性」を訴えて、とりわけ争点の一つとなった北東部カタルーニャ自治州での独立問題には強硬な姿勢を示し、自治権停止を主張した。国民党(中道右派)が88議席で第2党になった。

 スペインでの総選挙は4年間で4度目。汚職や格差による政治不信で2大政党が退潮し、政権の樹立に苦しんでいる。(パリ=疋田多揚)