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 11日午前1時20分ごろ、栃木県真岡市八木岡のアパートの一室で、20代とみられる男女が倒れているのを同県警真岡署員が見つけた。県警によると、2人は心肺停止の状態で、搬送先の病院で死亡が確認された。県警は、男が女性を殺害した後に自殺した可能性があるとみて調べている。

 県警によると、同日午前0時40分ごろ、アパート近くの路上で、20代女性がパトロール中の警察官を呼び止め、「(自分の)『元彼』が友人を連れ去った」と話した。女性の情報をもとにアパートに駆けつけたところ、男女が同じ部屋で仰向けに倒れており、女性の上半身には複数の刺し傷が、男の胸には刃渡り15センチの包丁が刺さっていたという。

 男は、通報した女性の元交際相手。女性が契約したアパートで同居していたが、事件の前に仲たがいして女性は転居していた。女性が、残した荷物を友人に取りに行ってもらおうとしていたところ、友人と連絡が取れなくなったという。

 アパートの下の階の住民によると、同日午前0時半ごろ、取っ組み合いをするような音や「助けて」という女性の声が上の階から聞こえたという。(若井琢水、平賀拓史)