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 小惑星「リュウグウ」に着陸した探査機「はやぶさ2」が、採取に成功したとみられる砂や石を地球に持ち帰るため、13日に小惑星を出発することになった。萩生田光一文部科学相が12日、閣議後会見で明らかにした。はやぶさ2は地球までの約7億キロをおよそ1年かけて飛行し、来年末に砂や石が入ったカプセルを豪州に帰還させる予定だ。

 発表や宇宙航空研究開発機構(JAXA)の計画によると、はやぶさ2は小惑星の上空20キロにある探査拠点を13日に出発。高度を上げて小惑星から離れてから、電気の力で進むイオンエンジンに点火して地球への帰途に就く。その後、太陽の周りをおよそ4分の3周して地球に近づく。来年末に豪州上空へカプセルを放出し、はやぶさ2は離脱して別の小惑星への探査の旅に出る構想だ。

 はやぶさ2は今年、小惑星に2度着陸することに成功。石や砂を採取できたことが確実視されている。先月には小型ロボットを投下し、最後の探査を終えていた。

 初代はやぶさは帰還までに4基あるイオンエンジンが故障したり、姿勢を制御する装置が壊れたりして帰還が危ぶまれた。はやぶさ2も、姿勢制御装置の一部に不具合が見つかっている。

【動画】はやぶさ2がリュウグウに再着陸した際の映像=JAXA提供