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 熊本県の天草市と上天草市、苓北町で組織する天草ジオパーク推進協議会(会長、中村五木・天草市長)が今年度末で「日本ジオパークネットワーク」から退会することがわかった。来年度以降は新たに「海にうかぶ博物館あまくさ」と題した活動を展開することが11日にあった同協議会で決まった。同ネットワーク会員の退会は全国初。

 ジオパークは合成語で「大地の公園」の意。特徴的な地形や地層を守り、地域振興や教育などにつなげる取り組み。日本ジオパークは、日本ジオパーク委員会が審査して認定する。

 天草ジオパークは2014年、恐竜の化石などで知られる天草市の御所浦地域を対象に認定されていた「天草御所浦ジオパーク」から範囲を天草2市1町に拡大して認定された。だが、昨年10月にあった初の再認定審査で「御所浦の恐竜化石を中心とした古生物以外の研究支援の導入が必要」と指摘されて「条件付き再認定」となり、2年後の再審査で課題が改善されていなければ認定を取り消される状況だった。

 同協議会は、この結果を受けて議論を重ねた。その中で、ジオパーク活動に2市1町が約10年間で1億円を超す事業費を投じたことについて「費用対効果があまり見られない」といった意見や、「4年に1度の再認定審査を受けるための事業実施になっていかないか」といった疑問点が上がった。その結果、5月22日の会合で「退会」を全会一致で決めた。

 今後は、同協議会の活動終了に…

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