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 中国でネット通販が一斉にセールをする「独身の日」の11日、最大手アリババ集団の流通総額が、2018年の同日に記録した過去最高の2135億元(約3・3兆円)を16時間半で突破した。米中貿易摩擦で高額消費は避けられがちだが、セール時の爆発的な消費力の健在ぶりを示した。

 アリババのセールは11日の24時間。大幅に値引きする企業が目立ったほか、事前に手付金を納めて商品を確保し、セール開始後に残りを払うといった新たな方法を採り入れる店が増えた。

 日本からの輸入品は引き続き好調で、開始1時間での国別統計では首位だった。ブランド別の統計では、花王やムーニー、ヤーマン、資生堂が上位に食い込んだ。

 09年にアリババが始めた「独身の日」セールはいまや、中国を代表する国民的行事。仕掛け人とされるアリババ会長の張勇(ダニエル・チャン)氏は、創業者の馬雲(マーユン)(ジャック・マー)氏から9月に会長職を引き継いだばかりで、トップとしての初セールとなった。(北京=福田直之)