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 国の予算を使って首相が毎年4月に開く「桜を見る会」の是非が、国会審議の焦点に浮上した。野党は安倍政権下で右肩上がりとなっている支出や、運用のあり方を問題視。12日に調査チームを発足させ、後半国会で追及を強める。識者にも会の透明性などを疑問視する声があり、政府の説明責任が問われる。

 「大変な問題だ。国民につまびらかにするために腹をくくって挑んでいく」。立憲民主党の黒岩宇洋(たかひろ)衆院議員は11日、国会内で開いた記者会見でそう語った。

 黒岩氏は、立憲など野党統一会派と共産党で「桜を見る会」の追及チームを立ち上げ、12日に初会合を開くと発表。共産の田村智子参院議員は「安倍晋三首相に説明を求めていかなければならない」と強調した。

 桜を見る会は東日本大震災後の2011年などを除き、毎年春に首相が催してきた。政府によると、始まったのは1952年。「首相が各界で功績・功労のあった方々を招き、日頃のご労苦を慰労し、親しく懇談する内閣の公的行事」(菅義偉官房長官)という。

 公費で催され今年度は当初予算で約1767万円を計上。ただ、15年以降の実際の支出は予算額の2倍以上で推移する。内閣府などは来年度当初予算の概算要求で、今年度の3倍以上の約5700万円を求めた。

 今年の「開催要領」によると、招待範囲は、皇族や各国大使、衆参両院議長のほか、閣僚や国会議員、都道府県知事の一部、その他各界の代表者など。「計約1万人」となっているが、実際には同伴者を合わせ約1万8200人が出席した。アイドルグループ「ももいろクローバーZ」など芸能人も目立った。

 出席者は2014年以降、毎年500~1千人規模で増加。19年は5年前と比べて約4500人増えた。首相の地元後援会関係者も含め政治家の支援者らが多数出席したと、国会で指摘されている。官邸幹部の一人は「招待の基準はない。(会場の)新宿御苑は広いから、いくらでも呼べる」と話す。

 8日の参院予算委員会では、田…

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