[PR]

 来年、2人の日本人プロボクサーが本場の米国に主戦場を移す。一人は7日にバンタム級(53・5キロ以下)のワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)を制した井上尚弥(26=大橋)。軽量級のスターとして乗り込む。もう一人がミドル級(72・5キロ以下)の野中悠樹(41=井岡弘樹)だ。プロ生活20年のベテランは、なぜチャンスをつかめたのか。

 ジム単位で選手を育成する日本とは違い、米国ではプロモーターが個別に選手と契約。契約選手同士で試合を組むのが主流だ。井上は大手プロモーター、トップランク社と複数年契約。一方の野中も10月31日、大阪市内のジムでGCP社との3年契約を発表した。

 「正式に話が来た時は驚きましたけど、契約できてうれしいですね。どうしても世界戦がやりたくて、どんなことでもすがりつきたい思いでした」

 戦績は34勝(10KO)10敗3分け。何度負けても世界戦のリングに立つことだけに執着してきた。足を使って戦うサウスポーのボクサー型。打たせずに打つタイプで、だからこそ長く現役を続けられる。ボクシングだけでは食べられず、今は清掃業との両立だ。多い日で朝晩計20キロ走るなど情熱は衰えない。

■直談判で「チャンスがほ…

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら