皇位継承に伴う皇室行事「大嘗祭(だいじょうさい)」の中核行事「大嘗宮(だいじょうきゅう)の儀」が14、15日に皇居・東御苑で行われる。5月の即位後に続いた代替わり関連の締めくくりとも言える行事。

 宮内庁は13日、大嘗宮周辺の様子を報道陣に公開した。大嘗宮には砂利が敷き詰められ、悠紀殿(ゆきでん)や主基殿(すきでん)に続く廊下に白い布が敷かれるなど、準備は大詰めを迎えていた。同日、大嘗祭が滞りなく行われるよう願う「大嘗祭前一日大嘗宮鎮祭」も執り行われた。

 大嘗祭は、天皇陛下が新米などを神々に供え、五穀豊穣(ごこくほうじょう)や国家安寧を祈る儀式。大嘗宮の儀は、東側の悠紀殿で14日午後6時半から、西側の主基殿で15日午前0時半からそれぞれ行われる。

 参列予定者は安倍晋三首相ら約520人。大嘗宮は21日~12月8日に一般公開され、その後、取り壊される。11月16、18日には、天皇陛下が参列者をもてなす饗宴(きょうえん)「大饗(だいきょう)の儀」が皇居・宮殿で開かれる。

 宮内庁によると、大嘗祭にかかる費用は約24億4千万円を見こむ。政府は公的性格があるとして公費を支出するが、宗教色が強く、政教分離に反するとの批判も根強い。(長谷文、中田絢子