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 CSF(豚コレラ)ワクチンの接種が静岡県内で始まったことを受け、県内の食肉業者らが12日、県庁で初の県産豚肉流通促進対策協議会を開いた。「CSF」「CSFワクチン」のいずれも豚肉を食べる人間に対する害がないことを確認し、消費者への啓発策を練った。

 県食肉事業協同組合連合会副会長で花城ミートサプライの花城明伸社長は「養豚業者の努力で豚肉を安全なまま流通させることができ、よかった」。今後ワクチンを接種した県産の豚肉出荷が始まるが、「風評被害の実感はない。食べても問題なく、肉質も今まで通り。それを消費者にどう伝えるかが課題」と話した。

 県畜産振興課は県産豚肉の安全性を伝えるポスターを用意。精査して流通業者や食肉店に配布する。伊藤謙一課長は「ワクチン接種を強調しすぎるとかえって不安をあおりかねない。県産豚肉のPRに安心・安全と付け加えるような伝え方を考えたい」と話した。(阿久沢悦子)

静岡市内で初感染 野生のイノシシ

 静岡県畜産振興課は11日、静岡市駿河区丸子で死んでいるのが見つかった野生イノシシ1頭を遺伝子検査した結果、CSF(豚コレラ)陽性だったと発表した。県内では6例目で、藤枝市以外では初めて。先月に1例目を発見した同市内の場所からは約6キロ離れている。今回の発見場所から半径10キロ以内に養豚場はないという。