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 銭湯から生まれ変わったカフェさらさ西陣(京都市北区)の店内は、柔らかな光に包まれている。浴室だった天井に設けられた湯気抜き用の窓からも日の光が差し込んでくる。すると、壁を覆い尽くす花柄の和製マジョリカタイルが、穏やかな色合いになった。

 大正初期から昭和初期にかけ作られた和製マジョリカタイルは、当時のぜいたく品だった。華やかさは今も海外の旅行ガイドブックに紹介され、さらさ西陣店長の齊藤奈菜(さいとうなな)さん(24)によると、客の7~8割は外国人。欧米とアジアの人はほぼ半々という。

 「なんとなく落ち着くのでしょうね。長い時間を過ごすなじみのお客さんもいる。特に脱衣所だったあたりの席が人気。ゆくゆくは近所の寄り合い所みたいなお店にしたい」

 カフェは銭湯だった藤ノ森湯(…

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