米軍のシリア撤退は、「共に戦ったクルド人を見捨てるのか」と衝撃を与えた。国際協調に背を向け、同盟の絆も軽視するトランプ氏の米国。このまま、世界から去りゆくのか。
「カムホーム・アメリカ(米国に帰ろう)」。米軍シリア撤退の根っこにあるトランプ大統領の発想を私はこう呼んでいます。
世界各地での軍事介入から手を引く。同盟維持や米軍前方展開に必要なコストも減らす。浮いたカネを国内問題に振り向ける――。1930年代の米国の孤立主義とは違いますが、「地政学的に安全な米国が、なぜ遠方のもめ事に顔をつっこむのか」との考えでは共通します。政策というより「衝動」といえます。
対テロ戦争に米国は過剰に関わ…
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朝日新聞国際報道部