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 10日のスペイン総選挙(下院定数350)で少数与党となったサンチェス首相率いる社会労働党(中道左派、議席数120)は12日、左派ポデモス(35議席)のイグレシアス党首と連立政権を目指すことで合意した。同日開いた党首会談の後、記者団に明らかにした。半年以上暫定政権が続くサンチェス氏にとって、政権樹立に向けた前進となりそうだ。

 両党の合意では、イグレシアス氏を副首相とするなど、ポデモスから複数の閣僚を受け入れる。4月の総選挙後に行われた両党の交渉では、ポデモスが求めた閣僚ポストをサンチェス氏が拒んで決裂したことが、再選挙の原因となっていた。

 首相指名選挙では、下院での過半数(176票)の賛成が1回目には必要。両党だけでは届かないが、2回目の投票では賛成が反対を上回ればいいため、他党が棄権に回るなどすれば、可決する可能性がある。(パリ=疋田多揚)