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 国の文化審議会が15日に開かれ、県内では新たに「阿恵官衙(あえかんが)遺跡」=粕屋町原町=を史跡に指定するよう文部科学相に答申した。7世紀から8世紀にかけての官衙(役所)の政庁や倉庫の跡が良好な状態で見つかり、当時の地方官衙の変遷を考える上で重要な遺跡と判断された。

 県教育委員会によると、遺跡は2013年度~16年度にかけて、粕屋町の発掘調査で発見され、行政事務を担った政庁や正倉(倉庫)の跡が確認された。

 官衙の特徴を示す道具として、役人が字を書くために用いる円面硯(けん)や獣脚硯といったすずりも出土した。近くで現在の高規格道路にあたる駅路も見つかり、官衙が交通の要衝にあったことがうかがえる。出土品や建物の柱の跡などから、7世紀後半から8世紀までの数十年間、建て直しをしながら立地したと考えられ、地方官衙の成立や変化を考える上で貴重な史料という。

 審議会では、雪舟が築いたとさ…

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