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 先日タイで開かれたASEAN(東南アジア諸国連合)関連の会合で、「RCEP」(アールセップ=東アジア地域包括的経済連携)が話題になりました。アジア地域での経済活動の自由度を高めるための協定を指し、ASEAN加盟10カ国や日本など16の参加国間での交渉は最終段階に入っています。この協定で日本では何が変わるのか。TPPやFTAとはどう違うのか。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科の浦田秀次郎教授に、わかりやすく説明してもらいました。

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 ――RCEPでは、何を目指しているんですか。

 簡単に言うと、大きな統一市場を作ろうとしています。16カ国を束ねて、一つの国内市場のようなものを作りたいのです。複数国間で結ばれるFTA(自由貿易協定)ですね。貿易には、輸入関税や税関検査などの「国境措置」だけでなく、製品規格など国内制度の違いも障壁となっています。

 協定を作って、関税の撤廃や税…

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