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 古代エジプトの埋葬地として知られるカイロ近郊のサッカラ遺跡で、ローマ帝国支配下だった1~2世紀のものとみられるカタコンベ(地下集団墓地)が初めてみつかった。調査した日本エジプト合同・北サッカラ調査隊の河合望・金沢大学教授(51)が13日発表した。未盗掘の墓とみられ、ミイラのほかエジプトの女神とギリシャの女神が結合した女神像6体などもみつかり、古代エジプト文化とギリシャ・ローマ文化の融合を示す貴重な資料として注目される。

 調査隊が8~9月、遺跡の北東部にある傾斜地を発掘調査。日干しれんが製でかまぼこ形の天井に覆われた長さ約9メートル、幅約1・5メートルの階段に続き、奥行き約15メートル、幅約2・5メートルの通路を発見。その通路の両側壁に、五つの側室が造られた岩窟墓が確認された。ローマ支配期のカタコンベは地中海沿岸のアレクサンドリアではみつかっていたが、ナイル川流域では初めてとしている。

 副葬品として、来世で死者を守…

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