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 名古屋大発のベンチャー企業・オプティマインド(名古屋市)が、企業向けに人工知能(AI)を使って最適な荷物の配送ルートを提案するサービスを手がけています。その技術には、トヨタ自動車も注目しています。どんな仕組みで、どう役に立つのか。松下健社長(26)に話を聞きました。

最後の1マイル

 ――どんな会社ですか。

 「AIを使って、ラストワンマイルの配送ルートを最適化する会社です。ラストワンマイルとは、消費者や店に荷物を届ける物流の最後の部分。その配送を担う会社向けに、最適なルートを計算する『ルージア』というサービスを提供しています。昨年9月に始め、酒類卸や食品卸、宅配などの数十社に導入いただいています」

 「ルージアは、どのドライバーが、どの配送先をどの順番で回るかという計画を自動で立てます。管理者が配送先の住所や時間指定、荷物の量などを入力すると、AIがルートを計算し、ドライバーのタブレットやスマートフォンに表示します。料金はドライバー1人につき月4980円です」

 ――ルートを計算する仕組みは。

 「実際の走行速度や配送先の停車位置をノウハウとして蓄積し、ルートの質も考慮しています。総当たりすれば確実にいい解が見つかりますが、20カ所を回るルートは243京通りにもなり、スーパーコンピューターでも計算に80年かかります。人間が待てる数分間で、どれだけ『そこそこいい解』を出せるかが我々の強み。5台で30カ所を回るルートを80秒で計算できます」

現場の声いかす

 ――どんな点で役に立つのですか。

 「現場ではドライバーが不足し…

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