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 2009年11月に日本人観光客ら16人が死傷した韓国・釜山市の室内射撃場の火災から14日で10年となる。唯一、命を取り留めた笠原勝さん(47)=長崎県雲仙市=が、この10年と現在の思いを語った。

 09年11月14日。笠原さんと8人の同級生は、釜山市の繁華街にある室内射撃場を訪れた。仲間が射撃を終えるのを休憩室で待っていた午後2時半ごろ、突然「バーン」という音が聞こえ、真っ暗になった。地震かと思うほどの揺れを感じた。何とか出口のほうへ逃げたが、階段を転げ落ち、はいつくばりながら出口をめざした。「仲間が中にいるんです」。外にいた人に日本語でそう伝えた。

 同級生とは成人式を機によく集まるようになった。「一度ぐらい海外へ行こう」と訪れた釜山で8人を失った。葬儀には治療のため出られなかった。「今でも、彼らが帰ってくるんじゃないかと思っています」

 火災直後、釜山市内の病院で7…

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