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 10月のビール系飲料の販売量は、前月に消費増税による駆け込み需要があった反動で、大手4社全てが前年同月を下回った。ただ、政府のポイント還元策などが下支えになり、2014年の前回増税時よりも打撃は少ないという。

 ビール大手4社が13日、ビール、発泡酒、第3のビールを合わせた販売量を発表。アサヒビールとキリンビールは前年同月より13%減、サントリービールは6%減、サッポロビールは8%減だった。増税前の9月はまとめ買いもあって11~24%増えていた。

 ただ、各社とも「反動減は想定よりも小さかった」と見る。アサヒは前回増税があった14年4月は21%減っており、「今回はキャッシュレス決済へのポイント還元策があり、落ち込みが緩やか」と説明する。

 日本が初の8強入りしたラグビー・ワールドカップ(W杯)もプラスに働いた。試合会場で売られた「ハイネケン」を国内で製造・販売するキリンによると、ハイネケンの9~10月の販売量は前年同期の2・8倍だった。キリンの担当者は「W杯が盛り上がり、ビールの消費につながった」と話す。(長橋亮文)