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 開催地が札幌市に移った2020年東京五輪のマラソンについて、大通公園を発着点として、市中心部を巡る周回コース案を軸に大会組織委員会が検討していることが、関係者への取材で分かった。当初は毎年8月の北海道マラソンをベースにコースを検討していたが、日陰が少ないなどの課題がある往復約13キロの新川通は外す方向という。

 周回コースは警備の効率化や、ボランティアや機器設置などの費用削減、観戦のしやすさなどの利点があり、12年ロンドン、16年リオデジャネイロの両五輪でも実績がある。国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ調整委員長は13日、「まだ最終的な(コースの)決定はされていない」と述べたうえで「(周回コースについては)全く聞いたことがない。従来の北海道マラソンのコースでの開催が私の基本的な理解だ」と話した。

 組織委は12月上旬のIOC理事会での承認をめざしており、地元自治体や競技団体と調整している。(前田大輔、シドニー=小暮哲夫)