【動画】円山動物園でホッキョクグマの逃走を想定した訓練があった=戸田拓撮影
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 札幌市の円山動物園(中央区)で13日、ホッキョクグマが飼育施設から逃げ出したとの想定で、訓練が実施された。来園者役の市民も参加して避難誘導が行われる中、職員らが捕獲するまでの手順を確認した。

 訓練は毎年休園日に実施しており、今回で14回目。ホッキョクグマ館の飼育作業用のドアが故障し、館外に逃げ出したとの想定で行われた。クマ役は白い防護服に身を包んだ職員。着ぐるみだと、動物が驚いてけがをするおそれがあるため、同園では着ぐるみを禁止しているという。

 訓練で職員らは、クマの行き先を緑色のネットで遮った。トラックからの麻酔銃で、職員が扮したクマが倒れ込んだところで、安全のためにクマ役を発泡スチロールの模型に変え、職員が専門の器具でネットを放って捕獲。その上から、より大きなネットをかけて連れていった。

 訓練は約30分。市民約60人が来園者として参加し、職員の避難誘導に協力した。参加した堀川笑美子さん(68)は「本当にクマが出てきたら対応できるのかなと不安になった。今日のように職員の指示に従うのが大事だと思った」と話した。(天野彩)

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