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 安全基準を満たしたように装って、車のタイヤホイールを販売したとして、愛知県警は11月13日、タイヤ販売会社(福岡県)の社長(58)=同県福津市=ら男3人を不正競争防止法違反(誤認惹起(じゃっき)行為)の疑いで逮捕し、発表した。社長は「品質を誤認させるような表示はしていない」と供述するなど、全員が容疑を否認しているという。

 県警によると、3人は昨年7~11月、実際は国の安全基準を満たしていないのに、安全と認定されたことを示す「JWL」のマークが刻印されたタイヤホイール14本(販売価格計約16万円)を、兵庫県の会社員の男性(40)に販売した疑いがある。JWLマークが刻印されたホイールを海外から輸入していたが、安全性を確認していなかったという。

 同社はホイールなどのインターネット販売で全国トップクラスの実績がある。県警が依頼したホイールを検査機関が調べたところ、国の安全基準を満たしていない商品があった。これらのホイールを使ったタイヤによる事故は確認されていないという。

 県警は、販売記録などから、こうしたホイールが2010~18年度に約1500本(計約1500万円)販売されたとみて調べている。

3人を不起訴

 名古屋地検は12月3日、安全基準を満たしたように装って車のタイヤホイールを販売したとして、不正競争防止法違反容疑で愛知県警に逮捕された福岡県のタイヤ販売会社長(58)ら3人を不起訴処分とした。「タイヤホイールは刻印に見合った品質ではなかったが、故意や関与の度合いなど様々な角度から調べて不起訴にした」としている。

 3人は昨年、実際は国の安全基準を満たしていないのに、安全と認定されたことを示すマークが刻印されたタイヤホイールを販売した疑いがあるとされていた。マークが刻印されたタイヤホイールは海外から輸入していたという。

 同社は3日夜、「心配と迷惑をかけたことを深くおわびする」とコメントした。