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 政府は国の予算で開いてきた首相主催の「桜を見る会」を来年度は取りやめると発表した。予算や出席者の膨張が批判され、安倍晋三首相の後援者らが大勢出席していると指摘され始めた直後の中止判断だ。野党は「公的行事の私物化だ」と事実関係を明確にするよう要求。だが、政府は詳細な説明には応じていない。

 「読み上げが1件あります」。13日午後の菅義偉官房長官の定例会見。予定よりも20分ほど遅れて会見場に入った菅氏は、手元のファイルを開くと用意したメモを読み上げ、「桜を見る会」の来年度の中止を発表した。会見場の記者団からはどよめきが起こった。

 菅氏は、わずか約5時間前の午前の会見で「首相枠という特別なものはない」と否定していたが、午後には一転して具体的に存在を認めた。「徳俵に足がかかりっぱなしになった。こうするしかなかった」。首相周辺は、急転直下の判断についてそう語った。

 政府は10月半ば、税金を使った同会の取りやめなどを求めた野党の質問主意書に「公的行事であり、意義あるものと考えている」との答弁書を決定したばかり。今月8日の参院予算委員会で野党がこの問題を取り上げ、11日に立憲など野党統一会派と共産党が調査チームの立ち上げを決めても、政府高官は「桜というがもう冬だ。いつの時期の話だ」と笑っていた。

 菅氏は同会について、各界で功績、功労があった人たちを招くのが趣旨だと会見で説明。自民党の二階俊博幹事長も会見で、党の支援者を招くことについて「配慮するのは当然のこと」などと、問題視するそぶりはうかがえなかった。

 だが、同会と首相との関わりへの批判が強まり始めると、首相官邸の対応も変わる。

 首相の後援会関係者らが多数同…

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