拡大する写真・図版 「大阪の 家族はつらいよ」の一場面

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 大阪松竹座(大阪市中央区)で松竹新喜劇錦秋(きんしゅう)特別公演の初日(13日)を見た。2本の芝居に通底するテーマがある。それは、男が悲しませた女の反乱だ。

 華やぐ京のお座敷が舞台の「舞妓(まいこ)はんと若旦那」は、舞妓(成瀬綾乃)と薬問屋の若旦那(植栗芳樹)、宮大工(渋谷天笑)の恋の行方を描く。喜劇たらしめるのは番頭(曽我廼家(そがのや)文童(ぶんどう))。若旦那を帰らせようとしかめっ面で乗り込んで、1杯2杯と酒を勧められるうちに陽気に踊り出す。重みと軽さを兼ね備える文童の自在さ。なよなよした若旦那が似合う植栗との呼吸の妙で、幾度も笑いを呼ぶ。

 若旦那に心中を持ちかけられ、…

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