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 2020年度から始まる大学入学共通テストで国語と数学に導入される記述式問題について、文部科学省が国公立大に対し、2次試験に進む受験生を絞り込む「2段階選抜」の際に、国語の記述式を判断材料から外すよう求める検討を始めた。同省幹部が13日、明らかにした。自己採点と実際の成績が食い違い、2次試験に進めなくなる受験生を減らすための措置で、記述式問題は維持する。

 共通テストでは、国語と数学で記述式問題が3問ずつ出題される。2回の試行調査では、特に国語の記述式で、自己採点と大学入試センターによる採点との不一致率が高く、3割前後あった。受験生は、記述式を含めた自己採点結果を元に出願先を決める。記述式の自己採点を甘く判断して2段階選抜がある大学に出願すると、必要な水準に達せずに2次試験を受けられない「門前払い」となる可能性がある。このため、実力より水準が低めの大学を選ぶ傾向が強まると指摘されていた。

 今春の入試では、現行の大学入試センター試験の成績で受験者を絞り込む2段階選抜を前期日程で28大学48学部が実施し、計3660人が不合格となった。(宮崎亮、矢島大輔)