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 囲碁の藤沢里菜女流三冠(21)が18日、女性として史上初の名人戦挑戦者決定リーグ戦への出場権をかけて、一力遼八段(22)と最終予選決勝を戦う。藤沢が勝てば、名人、棋聖、本因坊3棋戦のトップリーグを通しても、女性初の歴史的快挙となる。

 朝日新聞デジタルでは対局開始の午前10時から対局の進行をライブでお届け。午後4時からは対局両者を修業時代からよく知る平田智也七段(25)が終局まで解説します。

 今年2月に始まった第45期名人戦の予選には435人の棋士が出場し、3枠のリーグ入りを争った。ノーシードの藤沢は、最底辺の予選Cを振り出しに予選B→予選Aを突破。最終予選準決勝まで、すべて男性棋士を相手に8連勝して勝ち進んできた。

 名人戦など3棋戦のリーグ入りは「黄金のイス」と呼ばれ、プロ入りしたての棋士がまず目標に挙げるあこがれの舞台だ。しかし名人戦は前期まで旧名人戦を含めて58期、戦前に創設された本因坊戦でも75期を数える歴史の中で、女性のリーグ入りは一人もいない。

 最終予選決勝の相手の一力は、今年9月の早碁棋戦「竜星戦」決勝で上野愛咲美(あさみ)女流棋聖(18)を破り、男女競合の一般棋戦で女性初の優勝を阻んだ有数のトップ棋士。今度は藤沢の偉業達成の前に立ちはだかる。ふたりは小学生時代、洪清泉(ほん・せいせん)四段(37)が主宰する都内の道場で切磋琢磨(せっさたくま)した仲で、プロ入り後の対戦成績は一力の3勝負けなし。

 対局は東京・市ケ谷の日本棋院特別対局室「幽玄の間」。持ち時間は各5時間。夜までに終局する。

 現地の日本棋院3階Bホールでは午後6~9時に大盤解説会を実施。解説は風間隼三段、聞き手は穂坂繭三段。参加料2千円、学生500円。(大出公二)