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 香りも色も、キャラメルのようだ。佐賀県嬉野市塩田町の田園地帯の工房で、ナカシマファームが製造、販売するブラウンチーズはほんのりと甘くコクがある。NPO法人チーズプロフェッショナル協会(東京)によると、国内で製造しているのはナカシマファームだけだ。

 原材料は、乳製品をつくったときに出る、半透明な液体のホエイ(乳清)と、生乳だ。合わせて約40リットルを大鍋に入れ、機械でかき回しながら6~7時間、煮詰める。褐色を帯び、だんだんと固まってくる。どろどろになったところで型に入れ、翌日まで冷ますとできあがる。砂糖や甘味料は一切使わない。

 チーズを名乗るが、厳密にはチーズではなく「乳を主原料とする食品」(ナカシマファーム)だ。昨年から販売を始め、同10月にはジャパンチーズアワードで、ホエイを主原料にする部門で最優秀の金賞を受賞。今年10月にイタリアであったワールドチーズアワーズでは、同様の部門で銅賞に輝いた。現在、月に約50キロ生産する。

 ナカシマファームは、4世代が…

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