拡大する写真・図版「電子出版に壮大な夢を語る時代は過ぎた」という現実認識が萩野正昭にはある=東京都渋谷区

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 紙の本がなくなると、どんな世界になるのだろうか。

 本や雑誌の新刊も、図書館にある過去の書物も、すべて電子化される。絶版本はなくなり、インターネットで発表された文章も、すべて画面が記録される。人類の知の遺産がデジタル情報に一元化され、永久保存される――。

 「先駆者は壮大なビジョンを語った。しかしどうもそれはできそうもない現実を見せつけられている」。そう語るのは、電子出版の日本でのパイオニア・萩野正昭(73)だ。電子出版社「ボイジャー」の創業者だ。

拡大する写真・図版年々進化している電子書籍。図書館に設置してあるタブレットで読む

 「本から音が出たら、映像が出たらすごいという発想でやってきた」。デジタルの無限の可能性という開発初期の高揚は、しかしいま、別のものになっている。

 「30巻の全集が電子媒体に収…

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