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 △7七同飛成

 2018年6月5日、藤井聡太七段が公式戦で指した終盤の勝負手は、東京大学教授の酒井邦嘉(くによし)(55)にとって「人間の希望の手」だった。のちに「AIを超えた神の一手」と評されることになる。酒井は、AIが人間を超えるという「シンギュラリティー」を根底から疑問視する脳科学者だ。

 「藤井さんの一手は、そのはるか前からの読みに支えられていて、コンピューターの数手前までの形勢判断や予測には現れにくい、勝ちを決める妙手だった」

 紙の本を読むとき、脳ではこれ…

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