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 中国北部・内モンゴル自治区で住民2人が肺ペストに感染したことが12日、確認された。いずれも北京の病院に搬送されて治療を受けており、うち1人が重篤な症状だという。北京当局は感染拡大を防ぐ措置をとっているとして、パニックに陥らないよう市民に呼びかけている。

 国営新華社通信などによると、感染したのは内モンゴル自治区シリンゴル地方の2人。最近2人に接触した人などを当局が調べているが、感染の広がりは確認されていないという。中国では2017年、ペストを発症した患者1人が死亡している。

 日本の国立感染症研究所などによると、肺ペストはペストの中でも最も危険なタイプに分類される。せきやくしゃみによる飛沫(ひまつ)を通じて人から人に感染し、発病すると12~24時間で死亡する可能性がある。(北京=高田正幸)