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 夏の参院選で国政挑戦8度目にして初当選を果たした共産党の参院議員が14日、「国会論戦」デビューした。埼玉選挙区選出で59歳の伊藤岳氏。14日の参院環境委員会で38歳の小泉進次郎環境相を相手に、初めての質問に臨んだ。「遅れてきた新人」は、「政界のプリンス」にどのような論戦を挑んだのか。

衆参で7回落選

 「災害ごみの仮置き場への搬出と処理が(被災地自体にとって)切実な課題となっている。(国の)支援が足りていると考えているか」

 伊藤氏は地元・埼玉県の台風災害をテーマに口火を切った。21歳年下の先輩議員である小泉氏が「引き続き必要な支援を丁寧におこなっていきたい」と応じると、「適切ではないと思う」と切り捨てた。委員会室で質疑を見守った同僚議員からは「いいぞ!」と拍手が起こった。

 文字どおり、「七転び八起き」の人生だった。2001年の参院選を皮切りに衆参で計7回落選を重ねた。共産党は「反自民」などの受け皿づくりを大きな目的として、当選する可能性が高くない情勢でも積極的に候補者を擁立する傾向がある。それでも、党幹部によると、国政に初挑戦してから当選するまでの年月が18年かかったケースは異例だという。

 この日質問をぶつけた小泉氏は、首相だった父から選挙区を受け継いだ「サラブレッド」と言える。自民党が下野した09年衆院選で初当選した小泉氏が「とにかく『世襲はダメだ、自民党はダメだ』。本当に厳しい批判の中で始まった政治家人生だった」と話すのを聞き、「彼には『厳しい』という言葉を簡単に使って欲しくない」と感じた末の初論戦だった。

■「もうやめようか…

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