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 中国やインド、ロシアなど新興5カ国(BRICS)の首脳会議が13日、南米ブラジルの首都ブラジリアで始まった。冒頭演説した中国の習近平(シーチンピン)国家主席は米国を念頭に「保護主義が逆流し、国際経済の減速をもたらしている」と批判。ロシアのプーチン大統領も「政治的動機による一方的な制裁や保護主義が拡大している」と語った。

 習氏はこの日、インドのモディ首相と会談。中国中央テレビによると、習氏は、「中国側はインドが積極的に質の良い商品を中国に輸出することを歓迎する」と述べた。

 11月4日にタイで開かれた東アジア地域包括的経済連携(RCEP)首脳会議後、インドはこの枠組みから離脱する方針を明らかにしていた。理由はインドが膨大な対中貿易赤字が関税引き下げで拡大することを恐れたためだ。習氏は中国がインドからの輸入を増やすことで、こうした懸念を払拭(ふっしょく)しようとした形だ。

 習氏はこの日、プーチン氏とも会談し、経済や安全保障の分野で協力関係を強化することで一致した。(サンパウロ=岡田玄、北京=福田直之、高田正幸)