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 愛知県豊橋市の「ほの国百貨店」が来年3月で閉店する方針を固めた。人口減少やインターネット通販の普及で売り上げが減少し、2019年2月期決算まで3年連続の赤字だった。前身の百貨店から数えて45年の歴史に幕を下ろすことになる。15日にも正式発表する。

 ほの国百貨店は1974年10月、豊橋丸栄として豊橋駅近くの大通り沿いに開業した。名古屋市の老舗百貨店・丸栄の子会社だったが、丸栄の経営不振に伴って2010年に資本関係を解消。投資ファンドに売却された後、経営陣が自ら出資した新会社に百貨店運営を移す自社株買収(MEBO)と呼ばれる手法で再建を進めた。12年3月から店名・社名をいまの形に改め、地域密着経営を目指していた。従業員は約150人。

 「ほの国」の店名は、愛知県東部の東三河地域の古代の呼称「穂の国」が由来。

 全国各地で百貨店などの閉店や撤退が相次ぐ中、東海地方でも岐阜県では、大垣市内で唯一の百貨店だった「ヤナゲン大垣本店」が今年8月末に閉店。西武百貨店の岡崎店(愛知県岡崎市)も20年8月で閉店が決まっている。(石塚大樹)