後藤一也
授乳が「心臓の隠れたストレス」になっている可能性があることを、国立循環器病研究センターなどが研究で明らかにした。マウスを使った実験で、血圧を下げるホルモンの働きが十分でないと、授乳によって母親の心臓の機能が低下することがわかった。研究チームは、妊婦の心臓病との関係に注目している。
研究成果は、米専門誌電子版に掲載された。研究チームは、尿を排出させて血圧を下げるホルモンの働きを調べていた。すると、このホルモンが働かないように遺伝子操作したマウスが、授乳期にときどき死んでしまうことに気付いた。
5回の出産・授乳を経ても、通…
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