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 日本の人と自然を「発見」することをテーマに、2人のフランス人が始めた超長距離の自転車大会「ジャパニーズ・オデッセイ」が今年5回目を迎えた。日本を含む19カ国から54人がエントリー。10月12日に鹿児島県の桜島をスタートし、九州、四国などのチェックポイントを通って東京・日本橋に至る2千キロを超えるルートを22人が制限時間内で完走した。

 大会を始めたのは仏東部ストラスブールに住むエマニュエル・バスティアンさん(48)とギローム・シェファーさん(35)。バスティアンさんの経営する自転車便の会社で出会った2人は、2013年に始まった無援助で3千キロ以上を走る欧州横断自転車レースに興味を持った。しかし2人はより魅力的なルートを求めたくなり、まだ訪れたことがなかった日本で、自ら大会を開くことにした。

 ルールはシンプル。他者の援助は原則的に禁じられ、食事、宿泊、自転車の修理は、だれもが利用できる商業サービスだけが認められる。スタートからゴールまでの間、決められたチェックポイントとセグメント(規定ルート)を通過し、その他のルートは自由。今回は大分―愛媛間と徳島―和歌山間で船の利用が認められた。制限時間は10日と半日の252時間。GPS(全地球測位システム)を使って全参加者の移動をウェブサイト上に記録するが、タイムも順位も公式記録はない。審判も自分。今年の先頭はスタートから6日目にゴールして、SNSの大会参加者コミュニティーで報告していた。

 15年の第一回は札幌から鹿児島まで日本縦断の約3200キロだった。ウェブサイトで参加を呼びかけ、2人の他に4人が参加。今では超長距離ライダーのコミュニティーでは国際的に知られた大会になった。

 第一回で「細い山道で迷い、小…

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