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 警察とデモ隊の衝突激化を受け、香港大学と香港中文大学は14日までに年末までの授業を全て休講とすることを決めた。政府は全ての幼稚園と小中高校を17日まで臨時休校とすると発表。衝突で重体に陥る人が相次ぐほど局面が悪化し、教育現場に深刻な影響が及んだ。

 今週に入り、警察隊が大学キャンパスに催涙弾を撃ったり、突入したりするようになり、各大学で激しい衝突が起きている。今学期の繰り上げ終了を決めた香港大学や香港中文大学のほか、教室での授業をやめインターネットでの学習に切り替える大学も出ている。

 14日に始まった幼稚園と小中高の臨時休校について、政府は「登下校時の安全を確保できないため」としている。約90万人の子どもが影響を受ける。

 警察とデモ隊の衝突が激しさを増し、重篤な状態に陥る人が相次いでいる。13日も15歳の少年が重体となり、催涙弾が頭に当たったとみられている。デモ隊と住民の乱闘に巻き込まれた70歳の男性も重体だ。

 林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は13日夜、公邸で政府高官による緊急会議を開催。深まる混乱への対応が話し合われたとみられ、新たな対策が今後、発表される可能性がある。(広州=益満雄一郎)