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 国土交通省は14日、台風19号による記録的な大雨の際、茨城県内を流れる久慈川で堤防が決壊しているのを把握していながら、「氾濫(はんらん)発生情報」を出していなかったと発表した。茨城県内などでは、那珂川でも越水や決壊を確認しているのに、氾濫発生情報を出していなかったことがわかっている。国交省は同日、検証チームを立ち上げて詳しい原因の調査を始めた。

 氾濫発生情報は、国や都道府県が指定した大規模な河川で水があふれたり堤防が決壊したりした時に、住民に命を守る行動を優先するよう国交省などが発表する。

 国交省によると、台風が通過した前後に国が管理する9河川で越水や決壊を確認した。ところが、久慈川では計4カ所で決壊などが確認されたのに、茨城県常陸大宮市の決壊地点では氾濫発生情報を出していなかった。茨城・栃木両県の16カ所で越水や決壊などがあった那珂川では、15カ所で確認していたのに情報を出していなかった。

 2河川とも常陸河川国道事務所…

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