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 火山の雄大な景観や、温泉池でゆでる「黒たまご」で知られる神奈川県箱根町の観光名所・大涌谷(おおわくだに)で15日、日中の立ち入り規制がほぼ半年ぶりに解除され、展望台や土産物店に続々と観光客が訪れた。箱根山の火山活動の活発化のため5月19日から大涌谷園地の立ち入り規制が続いていた。

 観光客は箱根ロープウェイや乗用車、バスなどで園地に入った。園地から展望できる谷の傾斜地では、白い噴煙が活発に立ち上っていた。園地と温泉池付近をつなぐ自然研究路は、路面整備などの安全対策が必要とされ、立ち入り規制が続いている。

 台風19号により、箱根登山鉄道や幹線道路の国道138号は今も寸断されている。だが、人気スポットの大涌谷が「復活」したことから、見ごろの紅葉とのセットで箱根観光に勢いが戻ることが期待されている。

 園地に入った観光客は噴煙をバックに盛んに写真を撮っていた。群馬県館林市から家族5人で訪れた飯田友治さん(63)は到着後すぐに名物の黒たまごをたんのう。「独特の味と香りがしておいしい。お土産にたくさん買います」と笑顔を見せた。(遠藤雄二、村野英一)