岩田恵美、森下友貴、滝坪潤一
今年で9回目となる神戸マラソンには、神戸や大阪にある在外公館の外交官や職員が「国際交流推進ランナー」として参加している。
大震災から復興した街を実際に走って、自国に発信してもらおうという企画だ。インド、イタリア、韓国、タイ、米国の5カ国から9人が走る。
1868年の開港以来、多くの国が在外公館を構えてきた神戸。いまでは総領事館の多くは大阪に移ったが、国際交流の長い歴史がある神戸らしい企画でもある。
国際交流推進ランナーのうち、唯一の女性がタイ大阪総領事館職員のアモーンパン・モリニシさんだ。タイ最北部チェンライの出身で、16年前に留学生として来日。日本人と結婚したタイ人女性の悩みについて研究したこともある。
今回、フルマラソンに初挑戦するモリニシさんに、ひときわ熱い視線を送るのは、朝日新聞の「神戸マラソン応援リポーター」を務めるアイドルグループ「NMB48」の佐藤亜海さん(19)と新澤(しんざわ)菜央さん(21)だ。10月にモリニシさんに会い、「新しいことに挑戦することの楽しさや喜びを、少しでもタイに伝えられたら」という決意を聞いていた。
スタート前、NMBの2人がモリニシさんに「頑張って」と声をかけると、モリニシさん「こんなに緊張するのは初めて。笑顔で完走できるよう頑張ります」。元気よく笑顔でスタートした。
国際交流推進ランナーの中には…
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