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 岐阜市内の繁華街にあるバー「MASU BAR 蓬萊(ほうらい)」。店に入ると、カウンターの奥にある幾何学模様が目に飛び込んでくる。壁一面をベルギーワッフルのような格子状に埋めているのは、ヒノキでつくられた升だ。

伝統の升メーカー、積極コラボ

 「お客さんのインパクトは十分。可能性は無限大だと思う」。店の佐古淳喜さん(40)は、ヒノキの香りが漂う店内で満足そうだ。店内のイメージを一変させたのは、岐阜県大垣市の升製造・販売メーカー「大橋量器」がつくる升だ。全国でつくられる木製升の約8割を生産する大垣市。かつては10社以上あった製造元も、いまは4社まで減っている。同社は伝統産業を守るべく、升が持つ魅力の発信に力を入れる。

 本来、お酒を飲んだり、コメの…

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