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 札幌市の市街地を走る路面電車の除雪車両「ササラ電車」が15日早朝、今季初めて出動した。札幌に冬の訪れを告げる風物詩だ。

 15日朝にかけて上空に強い寒気が流れ込んだ影響で札幌は午前7時までに8センチの積雪を観測。市電の始発1時間前の午前5時にササラ電車2台が出動し、路面の軌道に積もった雪を勢いよくはねのけた。

 ササラ電車は前後に取り付けた竹の回転ブラシで雪を掃き飛ばす。一つのササラは長さ28・5センチ、直径3・5センチの円筒形で先が細かく分かれている。今季の出動は昨季より1週間早い。

 札幌管区気象台によると、14日午後9時から15日午前7時にかけて札幌の最低気温は零下3・5度を記録。北海道内の最低気温は中標津町の零下8・8度だった。15日も強い冬型の気圧配置が続き、道内では日本海側を中心に雪や暴風のおそれがあり、気象台が警戒を呼び掛けている。(伊沢健司)