サッカーのスペイン・マジョルカの久保建英が10日、リーグ出場10試合目のビジャレアル戦で初ゴールを挙げました。18歳5カ月6日での、4大リーグの日本人最年少得点という価値あるものですが、相手の足に少し触れて入ったことで本人も満足はしていないでしょう。ただ、ゴールを奪う感覚を久々に感じられた、という意味で新たなスタートとなるゴールです。
今シーズンの序盤を振り返ると、マジョルカ移籍後はビジャレアル戦を含めて、先発出場は4試合にとどまり、途中出場が6試合、出場機会がなかった試合も2試合ありました。
この状況はまず、久保が9、10月にW杯予選での日本代表招集をはさんでいたことを含みおく必要があります。マジョルカのように各国代表選手があまり多くないクラブは、国際試合がある間にチームを熟成させ、リーグでの試合の対策に時間を充てられます。つまり、その練習の場にいないことは、代表招集明けの試合出場が難しくなることを意味します。招集明けとなった10月19日のレアル・マドリード戦に久保は先発せず、マジョルカが勝利しました。10試合目での初得点は遅いと感じられるかもしれませんが、今月も17日の22歳以下(U22)日本代表―U22コロンビア戦に招集されるなど、ヨーロッパとの往復の負担も含めて、難しい事情があったのです。
また、10月の代表戦は2試合…
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