34歳で亡くなった、俳優の滝口幸広さんの死因は、「突発性虚血心不全」と発表されています。心停止による「心臓突然死」は、若い人にも起こりうるのでしょうか。専門家に聞きました。
心臓の病気で亡くなる人は、厚生労働省の統計によれば年間20万8千人で、がんに続き死因の2位を占める。総務省消防庁によれば、2015年に心臓に問題が起きて心停止し、医療機関に運ばれた人は全国で7万人以上。9割近くが亡くなったとみられる。
もともとはっきりした病気がないのに心停止を起こして亡くなる「心臓突然死」の実情はよくわかっていないが、日本医科大の清水渉(わたる)教授によると、半数ほどは心筋梗塞(こうそく)や狭心症が占める。これらは「虚血性心疾患」と呼ばれ、たばこや高血圧などが原因になりやすく、中高年に多い。
一方、35歳前後やそれよりも…
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朝日新聞社会部