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 帝国ホテル建築に関わり「詐欺師」と呼ばれた職人が愛知・常滑にいた。明治、大正時代にれんが造りに心血を注いだ久田吉之助(1877~1918年)だ。帝国ホテルを敵にまわした久田。しかし、近年その功績を評価する動きが出てきた。「タイル製造の始祖」とも評された久田は、本当に帝国ホテル側をだましたのか。

 久田は愛知県西浦町(現常滑市)の窯元。旧帝国ホテル建築の際、米建築家フランク・ロイド・ライトの指定した黄色いれんがを作れる職人として白羽の矢が立った。しかし、納品されないまま久田は担当から外されている。帝国ホテル側の責任者として常滑に派遣された牧口銀司郎は、後年に文章「帝国ホテルのスダレ煉瓦」で当時の様子を書き記し、久田について「詐欺師」と断じている。

 2007年、久田を再評価する動きが出てきた。きっかけは、INAXライブミュージアム(常滑市)が企画展で久田を取り上げたことだ。土に関わる展示で、旧帝国ホテルのれんがに使われた内海の土を扱った。

 展示準備で久田についても調べ…

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