聞き手・山内深紗子
映画監督の安藤桃子さんは、32歳で高知に移住して娘を出産。その後に離婚して、今は4歳の娘とふたり暮らしです。よってたかってみんなで子育てをする地元のおばあちゃんらに出会い、「情報よりも、まずハート」を大切にするようになったそうです。
結婚後、32歳で高知に移住して娘を出産。その後離婚して、今は4歳の娘とふたりで暮らしています。大変なこともあるけれど、心は満たされています。
移住のきっかけは、映画「0.5ミリ」のロケでした。滞在中に「幸せの循環」にあちこちで出合え、「最先端」の場だと感じ入った。例えば子育て。よってたかって育てるんです。どの子も、我が子や孫と同じ命だと。
娘とスーパーに行くと、おばあちゃんが「かわいいねぇ」とカラフルなあめをどっさりくれる。最初はうれしさ半分で「体に悪そう」と遮りそうになりました。でも次第に、「情報」よりも、誰かのためにという「ハート」を大切に感じるようになりました。
高知は1人当たりの県民所得が…
残り:3780文字/全文:4196文字
980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら
速報・新着ニュース
あわせて読みたい