ライザップ社長、次はシニアにコミット 「成果に執着」
聞き手・神沢和敬
積極的なM&A(企業合併・買収)で事業を多角化したが、傘下に収めた会社の経営不振で赤字となっていたトレーニングジムのRIZAP(ライザップ)。2019年9月中間決算は純損益が6600万円の赤字だったが、赤字幅は前年同期の85億円から大幅に縮小した。20年3月期の黒字化を目指す経営再建の状況について、瀬戸健社長に聞いた。
――赤字幅が縮小した背景は
「前年同期に赤字だった上場子会社6社のうち(売却が決まっている1社をのぞく)5社が黒字化できた。200店ほどを閉鎖、閉店、撤退して、残った会社は収益を改善させることができた」
「RIZAPの会員登録者も、5月に19年3月期の赤字を発表した直後は4割ほど減った。その後3カ月ほどかかったが、今は前年並みの数字に戻ってきた」
――この半年、どのような取り…