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 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が、日本海側の元山にある葛麻飛行場で行われた空軍の「戦闘飛行術競技大会」を視察した。朝鮮中央通信が16日、報じた。今月末から行われる予定の米韓合同空中訓練を牽制(けんせい)する狙いがあるとみられる。

 報道によると、正恩氏の専用機が戦闘機の護衛を受けながら飛行場の上空を通過。正恩氏は「技術的な優位を誇る敵であっても、わが軍人の政治・思想的、戦闘・道徳的な優位を圧倒できない」と語った。

 一方、米韓合同空中訓練については、非核化をめぐる米朝協議の進展につなげるため、縮小や延期の可能性が指摘されている。訪韓したエスパー米国防長官は15日の記者会見で、「外交的な努力の門を閉めないよう支援することを惜しまない」と語った。(ソウル=神谷毅)